魔界王子とシックハウス

Posted on :| コメント (0) | トラックバック (0)

<これまでのあらすじ>
ぱっとしない上にトラブルの多い人生を歩む地味な無職なつこ。
しかしこれまでの不運を差し引いても幸運な事に、なんと青年実業家の恋人ができる。
『しかし青年実業家というのは俺の仮の姿!実は俺魔界王子なんだぜ!…っていうキャラで行こうと思う』
という要請を受けたので、今後は魔界王子しんじ(仮名)と呼ぶことにした。

魔界王子「聞いてくれなつこ!世界のニュースだ」
『今エロサイト作るので忙しいんだけど…』(小遣い稼ぎ)
魔界王子「俺は魔界王子にふさわしいマンションに引っ越した。
新築タワーマンションの最上階だハハハハ。その上聞いて驚け!猫が飼える」
『へえ。私高いところ嫌い。』
魔界王子「このド庶民。もったいなくもご招待してやろうと言っておるのだ」
『あらあら。どうもありがとうございます』

<当日>
『おおお。すごいキレイ。新築の匂いがするねー』
魔界王子「ハハハ庶民の住んだ後の部屋など許せんわ。
今後はここから下界を見下ろして、魔界王子らしく生活して行こうと思う」
『取りあえず疲れたから寝ていい?』

<数時間後>
『ずび…』
魔界王子「…ずび…」
『あっごめん、私実は今日ちょっと風邪っぽくて』
魔界王子「いや…なんだろこれ…部屋が滅茶苦茶乾燥してない?目がすごい痒い」(既にこのあたりから王子キャラが怪しくなり始める)
『乾燥なのかな…鼻水すごい出て苦しい…ちょっとこれは…』
魔界王子「加湿器買わないと駄目かも…乾燥すると喉や鼻にくるよね…」
『ちょっと外の空気吸っていい?』ガラ(ベランダ窓開ける)


あっ…
これ、部屋の空気が原因っぽい…(多分、新築ホヤホヤで建材の塗料や接着剤が飛んでなかったんだと思われる)
魔界王子「…事務所で寝ようかな…」
『うちでよければ…』(私は築20年くらいの古いビルの二階を借りている。古いが広くて安い)

魔界王子は人間界の化学物質には弱かったみたいです。
(でも私は花粉症もそんなに無いし、アレルギー的なものはあまりない。割と丈夫な方。
それで鼻水が出るくらいなので、結構強力だったと思われる)

そんなわけで、一日三回換気に行く以外は自宅に帰れない魔界王子。
取りあえず空気清浄機を買ってみた魔界王子。あぁ王子。意外とひ弱。
『まぁさ…猫飼う前で良かったじゃん。身体小さい動物の方が体力ないだろうし。
家帰ってきたら子猫が死んでたとかだったら悲惨でしょ』
魔界王子「俺もそれは思った。っていうかそんなことになったら俺も死ぬ。殉死する
あぁ王子。早く落ち着いて家で寝られるといいですね…
一応メイド(下僕ってことで…)のなつこもその日が来るようにお祈りしておりますご主人様!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

コメントフォームに記入し投稿してください