魔界王子とプレゼント
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<これまでのあらすじ>
顔が似てない娘と二人で暮らす、地味な母子家庭の母なつこ。持病は不眠症とそれに伴う酒癖の悪さ等。
自称「魔界王子」私から見たら「青年実業家」一般的には「フリーランスのモバイルアプリ開発者」しんじと交際してもうすぐ一周年。
王子が雑誌(普段は人間界で目立たぬようにできるだけ歳相応かつ普遍的なファッションを研究する必要があるため。しかし時折「ついかっとなって」変な柄・変な色・変な材質の服を買ってきて私に嫌な顔をされる)を所望されたので@コンビニ
王子「なつこなつこ!これ買ってあげる!」
『はい?』
王子「見てみて!もう買うしかない!」
小悪魔 ageha 病んだっていいじゃん
私はもはや「医者もだんだん呆れてきた」ほどの強力なメンヘル持ちで、ここ一二年ずーっと通院して「あーこの薬もダメだった…」ということを続けてるんですが、王子はメンヘルであることを常に明るくネタにしてくれます。
「絶望芸!」とか
「あはははどんだけネガティブなんだよ!」とか。
(本人も若いころはあまり情緒が安定したタイプではなかったと自己申告してきてるけど、今はそれを乗り越え…というか通り越し、立派に「変な人」になっています)
王子「すごいよね!この表紙!むしろ可読性低すぎるよ!」
『はいはいワロスワロス』
王子「持っててよかったphotoshopって感じ!イラレオンリーじゃこのグリッター感でないし!」
『可読性低すぎるって今言ったじゃない…』
agehaという雑誌
私の自宅で「女の化粧は怖い!」(アイラインを目の内側というか、粘膜の部分に塗るテクニックを見ての感想)とか言って、置いて帰りました。おいこら持って帰りなさいって!男性ファッション誌は持って帰ったくせに。さすがに「顔の半分目になりたい」とかのコピーつけるだけのことはあるな、ageha。
ちなみに「病んだって」の内容は、身近にリアルメンヘルがいる王子には詰まらん内容だったようです。
魔界にはプレゼントという風習がないらしく、「事前に用意してくれたものをもらった」というのがありません。
最初は「ひどーい!」って思ったけど、食事に行ったりとか、漫画買っておいてくれたりとか、あるいは私がその場で何かを欲しがると相当確立で買ってくれるので、単純に「相手が喜ぶかどうか不確定なものを事前に買うのが嫌い」という性格なんだと判断しました。
(どうも自分がもらうのもイヤらしい。こちらが誕生日等のリクエストを聞くと消えもの、もしくは「一緒に行って買う」を指定してくる。単に私のセンスが信用されてないかも…)
どうやら魔界王子はいずれ魔界に帰る運命なので、こころ一個分のお土産しか持って帰れない様子。日々「形あるものよりは心のコンテンツを増やしたい」と言っています。結構な量の本を読むけど、リファレンス性のないものは一回読んだら大体処分してしまいます。
この「本は読んだら処分する」は私も常々心がけています(昔は全部を大事に取っていたが、今は賃貸暮らしだし、離婚した時にいろいろと失ってしまって、所有することにあまり意義を見出せなくなった)。
王子をはじめて自宅にご招待(っていうか飲みすぎて電車なくなっただけ)したときに、王子曰く「家の雰囲気が似てたから仲良くなれそうだと思った!」だそうです。
◆あんまり潔癖ではない(すいませんね散らかしてて…)
◆ぬいぐるみやフィギュア等の飾り物が無い
◆というか本と寝床とPC関係しかない
後日、王子の自宅券作業場(シックハウスの前。しかし何の問題があるのか、信じられないくらい寒い。魔界王子はあまり住宅運がないらしい)を見て納得。
部屋や家具のグレードはアップしてるけど、本質的に同じような内容でした。
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