魔界王子
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<これまでのあらすじ>
ぱっとしない上にトラブルの多い人生を歩む地味な無職なつこ。
しかしこれまでの不運を差し引いても幸運な事に、なんと青年実業家の恋人ができる。
周囲の「騙されてる!お前の学習能力の無さに絶望した!」とか「脳内彼氏か?」などの罵倒にもめげず、もうすぐ交際一年になろうとしている。
近日、自分にとって超重要なご夫妻と会食に行く事になったので、それなりに爽やかに接してね~とそれとなく根回ししていたんですが…
恋人「俺ってキャラ付けがイマイチな気がするんだよね」
『はあ?中二病で青年実業家ってだけで十分濃いから』
(ちなみに一度も会社員をやったことがないので、服装も割合派手。
奇抜とかセンスが悪いわけではないが、普段着が普段着に見えない)
恋人「そうだなあ次回は魔界王子ってキャラでどうだろう!」
『…魔界から何しに来たわけ?』
恋人「もちろん戦いに!」
『誰と…』
恋人「いやまあいろいろと!世界の秩序を守るために地上に舞い降りた堕天使、それが俺!」
『上から着たのか下から着たのかはっきりしてよ…』
魔界王子は当日は粛々と追加オーダーしたりビール注いだりしてくれました。
ありがとう魔界王子…
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