「空手バカ一代」
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深夜にどうしても自分が持ってないアプリを借りにいかねばならず(人から回ってきたデータが開けなかった)、ワインを一本下げて恋人の家に行きました。
「おお、そういえば君に見せたいものがあるんだ」
といって彼が取り出したのは「空手バカ一代」のDVD。
仕事上格闘技系の資料を探していてたまたま手に取ったらしい。
先週仕事の都合上どうしても出なければならない結婚式の二次会があり、しかし多分顔見知りが居ない場ということで、彼にエスコートをお願いしました。
レセプション物に女一人で出るのが嫌い(格好がつかない)なんです。た、ただのビビリなわけじゃないんだよ!
まあそんなわけで略礼装くらいの格好で、夜に高級ホテルのある海浜エリアに連れ立って出かけたわけです。
彼は私の横で曖昧に微笑みながら酒を飲み、立派にエスコートしてくれたわけですが。
その「オサレ空間」に退屈したのか、帰り道の会話で出た話題が「空手バカ一代」。
彼「とにかくすごい。いろんな意味で。
一応実在の空手家(大山倍達)がモデルになってるはずなんだけど、八割以上フィクションだと思う」
『ああ熊殺しとか牛殺しとかそういうの?』
彼「っていうかねぇ…人として善人だと受け取れない。主人公が」
『ヒーロー物とかスポ根物じゃないってこと?』
彼「いやまあなんていうか…カクカクシカジカで女性が居て…まあずっと前に会って一目ぼれしてたらしいんだけど、カクカクシカジカ…で、即レイプ」
『犯罪じゃないのか』
彼「そもそもそのカクカクシカジカ自体が本人の早とちりだったにも関わらず、次の日には女性は彼に惚れている」
『それなんてエロゲ?』
彼「あと人殺しまくり。途中で”俺は人を殺めてしまったっ…!”っていうありがちな展開になるんだけど、最後には素で虐殺しまくってる」
…単に酔ってるのか?と思って話半分に聞いていました。
実際に見たら確かに彼が説明したとおりの展開だった…
これほんと大山倍達本人は怒らなかったのだろうか?と思って調べたらやっぱちょっともめたっぽい。
感動できないけどいろいろと驚きのある映画でした。方向的には「秒速5センチメートル」に近い(主人公にさっぱり共感できないという意味で)。
しかしせっかくフォーマルな格好で外出したのに、話題が「ネタ映画」なのがなぁ…
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